エクセルと高級レンジ

業務で現在BIツールに触れています。

BIツールとはBusiness Inteligenceの略で、大量データを扱える上にそれをきれいなグラフなどに落とし込むことが出来るツールです。具体的にはtableauと呼ばれるツールを使っています。数千万行の大量のデータをサクサク動かせるツールで、エクセルのピボットテーブルのような感覚でデータ項目をポンポンと置き、基本的には21種類のグラフ化をすることが出来ます。ドリルダウンも簡単に出来ます。

 

新卒の子がこのtableauを使いたいということで、1日中色々いじくっているのですが、どうなのかなという不安もあります。料理にたとえてみればすごい高機能な電子レンジを手に入れて、なんでもかんでも数字という食材をそこに突っ込んでいる気がするからです。

 

もちろん高級レンジの使い方を知っているに越したことはありませんが、今扱っている業務を考えるとエクセルでも事足りるのに高級レンジの使い方に資源投入するのに疑問を感じます。それこそ分析アプローチ(課題設定の仕方、示唆・メッセージの組み立て方)を勉強することに資源投入したほうが後々有益になってくると思います。

 

ツール(道具)の使い方ばかりを勉強すると、どんな問題でもそのツールを使いたがります。何でもかんでもパワポを使って表現したりするパワポ人間になってしまいます。

 

より幅広い解決アプローチ、それ以前の問題設定などを幅広く知る必要があるのではないかと思っています。